和太鼓表現者である私が、もう一つの面から美山町の素晴しさを全身で感じさせられているのは、写真撮影でのことから。この面での感性に火をつけられた私は、大自然の中の「美山町」を世界の人々にも知ってもらいたい。雰囲気を伝えたいとの思いで時間をひねり出し、飛び回っている状態である。
天気、光線、雲、風、いずれも二度と同一であることは絶対にない。その場、その時に感じたことをファインダーを通して、大自然を切り、瞬間を切り取る。心で描くカメラ撮影─。
自分の心、感じた彩色を日本特有の「間」「音色」「リズム」により表現する和太鼓演奏─。
両者とも全く同一な感覚なもので、まさに人生そのもの、アドリブ感性の世界で、共通した心なのである。
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